「問い合わせにつながるコーポレートサイトの作り方」は、コーポレートサイトを単なる会社案内ではなく、問い合わせにつながる導線として機能させるための考え方を整理する全6回のシリーズです。今回は、トップページを問い合わせ導線の起点として捉え、CTAと導線設計の基本を整理します。
コーポレートサイトのトップページは、事業の印象を伝える場所であると同時に、サイト全体の導線を束ねる入口です。
現在のコーポレートサイトでは、訪問者に深い階層を何度も移動させるのではなく、トップページや共通メニューから主要な情報へ短い導線で進める設計が重要になっています。社会事業開発ACTIONでも、主要情報には3クリック以内で辿り着けることをひとつの目標にしています。トップページ、グローバルメニュー、ハンバーガーメニュー、フッターなどを通じて、訪問者が迷わず次のページへ進める状態をつくるためです。
この記事では、社会事業開発ACTIONのコーポレートサイトを例に、トップページを「見た目」ではなく「問い合わせ導線の起点」として捉え、CTAと導線をどのように設計するかを整理します。
トップページは、すべての主要ページへ向かう導線の起点である

コーポレートサイトのトップページは、すべての情報を一画面で説明しきる場所ではありません。むしろ、訪問者が自分に必要な情報へ進むためのハブとして機能します。
たとえば、社会事業開発ACTIONのコーポレートサイトでは、上部のグローバルメニューから ABOUT、SERVICE、NEWS、COMPANY、JOURNAL、CONTACT へ移動できるようにしています。これは、トップページに訪れた人が、当組織の考え方、提供しているサービス、発信している情報、組織概要、お問い合わせ先へ迷わず進めるようにするためです。
現在のコーポレートサイトでは、階層を深くしすぎず、主要な情報へ短い導線で辿り着ける設計が重要です。訪問者は、必ずしもトップページを上から順番に読み込むわけではありません。まず事業内容を確認したい人もいれば、実績や考え方を見たい人、すぐに問い合わせたい人もいます。
そのため、トップページには「何を伝えるか」だけでなく、「どこへ進めるか」という視点が必要です。主要ページへの導線が整理されていることで、訪問者は自分の関心や検討段階に合わせて、次に見るべきページを選びやすくなります。
社会事業開発ACTIONでは、主要な情報に3クリック以内で辿り着けることをひとつの目標にしています。これは、情報を多く載せることよりも、必要な情報へ迷わず到達できる状態を重視しているためです。
トップページは、単なる会社紹介ではありません。サイト全体の入口であり、訪問者を次の判断へ進めるための導線の起点です。だからこそ、見た目の印象だけでなく、主要ページへどのように接続するかを含めて設計する必要があります。
問い合わせCTAは、見つけやすい場所に複数配置する

コーポレートサイトのトップページにおける主要なCTAは、多くの場合「お問い合わせ」です。事業内容によっては、資料請求、見積もり依頼、無料相談、デモ予約などになる場合もありますが、いずれも共通しているのは、訪問者に次の行動を促す入口であるという点です。
問い合わせにつなげたい場合、その入口はトップページ内の一箇所だけに置くものではありません。訪問者が「相談したい」「詳しく聞きたい」と思ったタイミングで、迷わず進める場所に配置しておく必要があります。
社会事業開発ACTIONのコーポレートサイトでは、ページ下部にもお問い合わせへの導線を複数配置しています。大きなCONTACT導線に加え、フッターメニュー内にも「お問い合わせ」を置くことで、ページを最後まで読んだ訪問者がそのまま相談へ進める状態にしています。
CTAは、ボタンの色や大きさだけで成果が決まるものではありません。重要なのは、訪問者が行動したくなった瞬間に、必要な入口が自然に見つかることです。
そのため、問い合わせCTAは「目立たせるもの」ではなく、「迷わせないために配置するもの」として考える必要があります。グローバルメニュー、ハンバーガーメニュー、フッターといった共通導線を整えることは、問い合わせが生まれるコーポレートサイトの基本設計です。
問い合わせが生まれるトップページは、情報と行動の順番が整理されている

問い合わせへの導線を置いても、それだけで問い合わせが生まれるわけではありません。訪問者は、ボタンを見つけた瞬間にすぐ行動するとは限らないからです。
多くの場合、訪問者は問い合わせの前に、いくつかの情報を確認しています。どのような組織なのか。何を相談できるのか。自分の課題に関係があるのか。信頼して依頼できそうか。こうした判断材料が揃ってはじめて、問い合わせという行動に進みやすくなります。
そのため、トップページでは情報の順番が重要です。事業の考え方を知りたい人にはABOUTへ、具体的な支援内容を知りたい人にはSERVICEへ、日々の発信や専門性を見たい人にはJOURNALへ、相談したい人にはCONTACTへ進めるように、訪問者の関心に合わせた導線を整理しておく必要があります。
問い合わせ導線とは、CONTACTボタンを置くことだけではありません。訪問者が情報を確認し、納得し、次の行動へ進むまでの流れ全体を設計することです。
見た目が整っていても、情報の優先順位が曖昧だったり、次に見るべきページが分かりにくかったりすれば、問い合わせにはつながりにくくなります。反対に、情報と行動の順番が整理されていれば、訪問者は自分の検討段階に合わせて自然にサイト内を移動できます。
問い合わせが生まれるトップページとは、強いCTAを一つ置いたページではありません。必要な情報へ進みやすく、相談したいと思ったタイミングで迷わず行動できるページです。トップページを導線の起点として設計することが、コーポレートサイト全体の成果につながります。
自社サイトの導線を見直したい方へ
社会事業開発ACTIONでは、トップページ、サービスページ、JOURNAL、お問い合わせフォームまでを含めて、事業の価値が伝わる導線設計を整理しています。
自社サイトの導線や問い合わせ設計を見直したい方は、ブランド設計・広報支援のご相談フォームよりお問い合わせください。
次回は、ブランドカラーやデザイン性が、問い合わせ前の信頼感にどう関わるのかを整理します。
CONTENTS
問い合わせが生まれるコーポレートサイトは、トップページで何を伝えているのか。CTAと導線から考える入口設計
コーポレートサイトのデザインは、なぜ問い合わせ前の信頼を左右するのか。ブランドカラーと視覚表現から考える事業の伝え方
コーポレートサイトのフォームは、あるだけでは問い合わせにつながらない。相談を生む設計と導線の最適解
コーポレートサイトのJOURNALは、問い合わせ前の営業担当。専門性と依頼理由を伝える記事でリードを獲得する
CTAから逆算する。コーポレートサイトのJOURNAL記事は、内容より先にゴールを決める
コーポレートサイトのJOURNALは、“有益な情報”だけでは選ばれない。失敗や迷いが、問い合わせの理由に変わる
